【初めての内装解体】抑えておきたい注意点!

内装解体と聞くと、聞きなれないせいか「失敗したらどうしよう」と思われているかもしれません。
テナントは建物のオーナーなども関わってくるため、退去時のトラブルはできるなら避けたいですよね。
段取りをしっかりとって、事前に業者と打合わせを入念にすれば内装解体は怖くありません!
今回は主にテナント退去の場合の、内装解体の工程と注意点についてご紹介したいと思います。

■誰が依頼するかで工事区分が変わる
不動産の言葉で「工事区分」というものがあります。
原状回復工事をするにあたり、「誰が工事費を負担するのか」「誰が工事業者を指定・発注するのか」によって、A工事・B工事・C工事に分かれます。

 A工事  建物のオーナーが費用負担・業者指定・発注をする
 B工事  借主が費用を負担し、建物のオーナーが業者指定・発注をする 
 C工事  借主が費用負担・業者指定・発注をする

もちろん、建物のどの部分を工事するのかによって変わりますが、一般的にA工事は建物全体に関わるもの、B工事はテナントの共用部分(消火設備など)に関わるもの、C工事は借主の都合によるものとお考えいただければと思います。
そのため、テナントの退去はC工事となります。

■内装解体の工程
内装解体は借主が主導で動かなければならないことがわかりました。
では、内装解体はどのように進められるのでしょうか。

1.オーナーから合意を得る
まず、解体するにあたってオーナーの合意が必要です。
たいていはC工事なので、借主が業者を選ぶことが多いとは思いますが、オーナーからの要望などもあり得るので、入念に話合いを行いましょう。

2.現地調査・お見積り
いくつか業者を選び、現地調査と見積りをしてもらいます。

3.業者選定・契約
相見積りで業者を選んだ後に、契約をします。

4.内装解体前の準備
近隣に工事の実施について伝えます。
本格的に解体する前には、テナント内に残されたままの家具や什器等を撤去します。この撤去作業は借主が事前に行っておくと費用が安くなるため、事前にどうするかを決めておきましょう。
これらの撤去が済んだら、水道・電気・ガスなどのライフラインを止めます。

5.内装解体の着工
こちらは業者の作業内容になります。
クロス、天井、ドア、床材、照明などを解体・撤去します。
この時に生じた産業廃棄物は分別して処分し、終わり次第清掃作業などを行うのが大まかな流れです。

■内装解体をするときに注意する点
内装解体をするときは、たくさんの人が関わるため、ミスやトラブルは起こりやすいと言えるでしょう。
未然に防ぐために、どの点に気をつければいいのかをまとめました。

・関係者間の共有化
借主、オーナー、業者間で齟齬が起きないよう、情報の共有化は重要です。
どこまで解体するのか、ライフラインはどのタイミングで停止するかなど、大小かかわらず取り決めを行いましょう。決定事項はこちらで文書化して全員で確認すれば確実でしょう。

・余裕のあるスケジュール
内装解体は賃貸契約期間内に完了させなければなりません。
そのため、工事がどれくらいかかるのかをしっかり確認しましょう。
およそ3日ほどといわれていますが、工事を進めると追加工事が必要になってしまった! というトラブルもあり得るので、スケジュールは余裕をもって立てましょう。

・解体工事前に掃除
解体前にはある程度、家具や什器等の撤去や掃除をしておきましょう。
事前にその段取りをしておくと、費用が安く抑えられます。

■まとめ
内装解体はタイムリミットもあり、着工前にするべきことが多いですが、焦らず慎重に準備をしましょう。

株式会社大西工業では店舗や事務所、オフィスなどの内装解体工事を承っております。
柔軟に対応いたしますので、工事の大小は問いません。
ご連絡をいただき次第、お見積りを作成いたしますので、ぜひお問い合わせください。


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